1362年に秀雲志禅師が臨済宗として開山し、戦国の世を経て廃寺となっていたのを17世紀半ばに星岸和尚が再興し、1658年に曹洞宗に改宗して現在にいたっています。本尊は薬師如来です。
15世住職道琳は、干害に苦しむ農民をのために五百羅漢造立を思い立ち、日出の石工・吉野覚之丞に依頼して、1859年から1883年までの24年間に521体の羅漢を完成させました。
五百羅漢とは、釈迦の滅後、その教えを広めていこうと集まった阿羅漢(あらかん)達のことで、修行を積んで悟りに達したものの称号です。喜怒哀楽さまざまな表情の羅漢は、いつまでも見飽きることはありません。自分や知人、有名人に似た顔の羅漢様を探して楽しむファンもいます。
lまた、西側の墓地には16羅漢とともに奈良薬師寺のものを模した仏足石も安置されています。