宇佐神宮がある小盆地は、中世には「宮中ぐうちゅう」と呼ばれる宇佐宮の準境内でした。西側の入り口は台地の切り通しとなっており、勅使街道に面して南側に3基の井戸が見られます。本来は2基で放生会でクグツ舞を奉納する福岡県吉冨町古表社と中津市古要社の氏子が奉納しています。宮中の入り口に設けられた清めの井戸と考えられます。